インマルサットシステムの最近の動向
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概要
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インマルサットは1982年より静止衛星を利用して、陸と船舶間のグローバルな通信サービスを提供している。当初はインマルサットAと呼ばれるアナログシステムにより、音声、デ-タ、Faxなどのサービスを行っていたが、1990年代になって、ディジタルシステムが順次導入された。また、対象となる移動体としては、船舶から航空機、陸上移動体、さらには人が持ち歩く可搬型システムとその提供範囲が拡大している。サービス面から見ると、電話、Faxからデータ通信へと移行するとともに、高速化、IP通信をベースとしたパケットモードサービスの導入など、インマルサット衛星移動通信は進展している。本稿では、先ず、既存インマルサットシステムの概要を述べる。さらに、インマルサットシステムの最近の動向を紹介するとともに、そのシステム構成、衛星の状況、さらに最近開始されたサービスや計画中のサービスについてその概要を述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-01-10
著者
-
今田 諭志
株式会社KDDIエムサット
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安永 正幸
(株)KDDIネットワーク&ソリューションズMSAT本部
-
木村 佳史
(株)KDDIネットワーク&ソリューションズMSAT本部
-
千葉 榮治
(株)KDDIエムサット
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木村 佳史
(株)kddiエムサット
-
安永 正幸
(株)kddiエムサット
-
今田 諭志
(株)KDDIエムサット
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