DFAによる形態素解析の高速化
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概要
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入力文を単語に分割し品詞を付加する形態素解析は、日本語処理における基本的な処理である。日本語には単語間に明確な区切り記号がないので、この処理は入力文の全ての部分文字列に対する辞書検索を含む。本論文では、辞書を決定性オートマトンに変換し、辞書検索を高速に実現する方法を提案する。この方法は、AC法(失敗関数を持つトライ)に基づく方法と比較して、計算時間が少ないという利点と、大きい記憶域を必要とするという欠点がある。これらの方法を実装し実験を行なった結果、決定性オートマトンによる方法はAC法に基づく方法に対して、必要な記憶域は16.1倍であり、辞書検索の速度は11.7倍であった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-07-19
著者
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- DFAによる形態素解析の高速化
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