光フィルタを用いた高密度光 FDM-ホモダイン検波システム
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概要
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本論文では光FDMにおける高密度多重化を目的とし,光フィルタを用いた光FDM-ホモダイン検波システムにおけるチャネル間干渉の影響について述べた.光両側波帯(DBS)信号,光単側波帯(SSB)信号,光残留側波帯(VSB)信号についてそれぞれチャネル間干渉をガウス雑音と近似して,BER=10^<-9>におけるパワーペナルティを理論的に評価した.光フィルタを用いない場合,受信側にチャネル選択用光フィルタを用いる場合,送信側で多重化前に各チャネルごとにスペクトル広がり抑圧用光フィルタを用いる場合,更にその両方の光フィルタを用いる場合について検討し,光フィルタを用いて多重化前にスペクトル広がり抑圧することが有効であることを示した.特にSSB信号,VSB信号の場合光フィルタリングの効果が顕著に見られ,パワーペナルティが0.1dB以下となるチャネル間隔がビットレートの2倍以下という極めて高密度な多重が可能となることを示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-05-25
著者
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