光波ネットワークの展望
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概要
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1980年代に急速な進歩を遂げた光伝送システムは,現在10Gbit/sのシステムの開発にまで進展している.また,伝送網の要となるトランスポートノードはATM技術を用いてスループットが20G〜100Gbit/sのものが開発中である.しかし,いずれも電気処理をベースとした技術は限界に近くなっており,今後は光処理を前提とした光波ネットワークの実現が,重要なテーマとなってきた.光波ネットワークの意義は,単に高速・広帯域という特長だけではなく,シンプルでまたフレキシブルなネットワークを構成できる可能性があることである.光波ネットワークの適用法について,基幹網,アクセス網および構内網について概念的な構成イメージを挙げると共に,今後の研究課題を示した.基盤となるデバイスの研究も進展し,光波ネットワークの研究は欧米でも活発になってきた.21世紀の広帯域ネットワークの基礎となり得る光波ネットワークの研究は極めて重要である.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-05-25
著者
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