バースト符号誤りが通話品質に及ぼす影響の評価
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概要
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通話品質を劣化させるランダム誤りと平均オピニオン値の関係については,既にいくつかの報告があるが,バースト符号誤り雑音については通話品質劣化要因としての特性が明らかにされていない.今回,一般被験者による自由会話形式の主観評価実験を行いバースト符号誤り雑音が通話品質に及ぼす影響を調べた.また,バースト符号誤り雑音とランダム符号誤り雑音のQ値による定量化,相加性の検討も行った.その結果,バースト符号誤り雑音の出現回数の対数と評価尺度および許容率との間に比例関係があり,また,会話時間を長くすると評価が下がることがわかった.更に,バースト誤り雑音はQ値表現することにより簡単な換算式で表現され,ランダム誤り雑音に対するQ値との間に相加則が成立することがわかった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-02-25
著者
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