振幅相関雑音の発生法が通話品質評価に及ぼす影響
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概要
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本論文では,音声符号化によって生じる量子化ひずみが音声品質に及ぼす影響を定量化するために用いられている振幅相関雑音発生器(MNRU)について,従来,あいまいであった発生法の定式化を図ると共に,各発生パラメータが品質評価に及ぼす影響を検討した.その結果,雑音源の振幅分布は一様分布でよく,ガウス分布で発生するよりもディジタル処理が簡単にできること,雑音の発生周期が短くても品質への影響は小さいこと,また,米国Bellcoreが提案している簡易な実現法についても比較検討を行い,最終的に簡易な発生法を使用しても品質測定結果には有意な差がないことを国際的な評価実験によって示した.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-03-25
著者
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