ファクシミリ画像高速圧縮伸長プロセッサ
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概要
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2値画像の符号化・復号化プロセッサImPC(Image Pipeline Codec,MN86063)のアーキテクチャ,性能評価,装置への応用例について述べる.ImPCは高機能ファクシミリに必要な2系統(以下2チャネル)の符号化機能,2チャネルの復号化機能,主走査・副走査方向の解像度変換機能,符号変換機能,DMA転送機能を1チップに集積した.ImPCは符号器,復号器,解像度変換器のパイプライン化と画像の入出力,符号化または復号化,解像度変換を並列処理によって高速処理を実現している.符号化方式は,MH,MR,MMRと非標準符号化方式である.ImPCは100nsのマシンサイクルで,4,096画素の1ビットの白黒交番パターンを約0.84msで符号化または復号化できる.A4サイズの平均的文書画像は,約0.17秒で符号化または復号化できる.ImPCチップは1.2ミクロンCMOSプロセスで,98mm^2上に約48OKトランジスタを集積して実現した.
- 1993-12-25
著者
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飯塚 康夫
松下電子工業株式会社マイコン事業部
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堀江 等
パナソニックコミュニケーションズ株式会社ネットワークテクノロジー開発センター
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尾崎 透
松下電送株式会社技術研究所
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堀江 等
松下電送株式会社技術研究所
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白井 秀行
松下電送株式会社技術研究所
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白井 秀行
パナソニックコミュニケーションズ株式会社ネットワークテクノロジー開発センター
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