パイプライン処理に適した算術符号化コンテクストモデルの設計方法
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概要
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本論文では,パイプライン処理に適合し算術符号/復号器の上限処理速度を達成できる一つの設計方法をハードウェア設計の視点から提案する.まず算術符号のモデルをQM-coderとして算術符号/復号器のパイプラインモデルを構築し,符号化対象に合わせて設計する必要のあるコンテクストモデルが,パイプライン処理を行う上で一般的に満たすべき条件を明らかにする.次にそのハードウェア構成方法に従い,JPEGに類似した直交変換符号化方式を算術符号化コンテクストモデルを中心に設計する.更にシミュレーションによって,エントロピー符号器の処理速度と圧縮性能を評価する.圧縮性能は直交変換係数の信号予測とシンボルの確率推定の面から,ハードウェア実装の複雑さと性能のトレードオフの点から比較検討している.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 2003-06-01
著者
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堀江 等
パナソニックコミュニケーションズ株式会社ネットワークテクノロジー開発センター
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堀江 等
パナソニックコミュニケーションズ(株)
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白井 秀行
パナソニックコミュニケーションズ株式会社ネットワークテクノロジー開発センター
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