分散データベース用複製ルーチングスケジュールの通信コスト最小化を図るための近似手法
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
グループウェア等の汎用ビジネスソフトウェアにおける分散データベースでは, データベース一致化のための方法として, 各データベースがもつ他のデータベースの複製を, あらかじめ定めたスケジュールに従っていっせいに更新する非同期複製更新方式が広く採用されている.本論文では, このような分散データベースにおいて, 複製の更新に要する通信コストの最小化を図るための近似スケジュールを論じている.具体的には, まず, 各通信路において双方向同時転送が可能で, 通信コストが転送に要する通信時間に比例する場合に, 通信コストを最小とするスケジュールを導出する問題を定式化する.つぎに, この問題の現実的な解として, 最小値に近い通信コストをもつ近似スケジュールを効率良く導出するヒューリスティックな方法を提案する.そして, 本提案法の定量的な評価結果を示し, 特に各通信路の通信コスト係数がほぼ同一であれば最適解に極めて近いスケジュールを与えること等を論じる.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-06-25
著者
関連論文
- ネットワークソフトウェア論文特集の発行にあたって
- ネットワークソフトウェア論文特集の発行にあたって
- 次世代ネットワークソフトウェア論文特集の発行にあたって
- 分散データベースの複製更新に必要な通信コストと時間の最小化を図るための近似手法
- 分散データベース用複製ルーチングスケジュールの通信コスト最小化を図るための近似手法