可変レート伝送用セルインタリーブ方式と映像伝送における利得評価
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概要
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ATM網におけるセル廃棄を補償する手法としてセルインタリーブ(CI)に着目し,これを可変レート(VBR)映像伝送に適用することを検討する.従来のCI手法をVBR伝送に適用すると遅延を保証することが難しい.そこでインタリーブの処理単位を可変とし遅延を保証する方法を提案する.またCIの使用効果(利得)は付加する冗長情報の量(冗長度),遅延により変化するので,利得を最大にする最適な冗長度および遅延と利得の関係を求める必要がある.そこで,提案CI手法をVBR映像伝送に適用した場合の利得と冗長度,遅延の関係を解析し,次の結果を得た.多重する映像呼の数を50とした場合,利得を得るには遅延を20ms以上許容する必要があり,33ms (1映像フレーム分)許容すると冗長度が0.22付近で利得が最大となり,必要な伝送帯域を全体の0.091倍低減できる.多重度が高くなると利得は低くなり,呼数を200とした場合は遅延を1映像フレーム分許容しても利得は得られない.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-08-25
著者
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