カラーファクシミリのための高能率ハイブリッド画像符号化方式
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概要
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連続調画像符号化の国際標準方式であるJPEG方式は,文字やマルチカラー領域が混在した画像に対しては,必ずしも最適な方式ではない.具体的には,文字を含む画像をJPEG方式で符号化した場合,復号画像の文字領域のエッジ部分の画質劣化がはなはだしくなるという欠点を有している.上記の問題を解決するため,筆者らは,文字やマルチカラー領域を含む画像を高能率に符号化するハイブリッド符号化方式を提案する.本方式は,原画像から,初めに文字等を含む領域を分離し,分離した画像をJBIG方式およびDPCM方式を用いて可逆符号化を行い,つぎに分離した画像と原画像との差分をJPEG方式で符号化するものである.本論文では,提案方式を数種類の画像に適用し,符号化ビット数とSN比の観点から,JPEG方式と比較し本方式の有効性を示す.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-10-25
著者
-
遠藤 俊明
国際電信電話株式会社研究所
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羽鳥 好律
国際電信電話株式会社上福岡研究所
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勝野 聡
(株)kdd研究所
-
小池 淳
国際電信電話(株)研究所
-
勝野 聡
国際電信電話株式会社(KDD)
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羽烏 好律
国際電信電話(株)研究所
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遠藤 俊明
国際電信電話(株)ネットワーク計画部
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羽鳥 好律
国際電信電話(株)kdd研究所
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小池 淳
Kddi研
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