モニタデータを用いたTCP/IP通信の実効スループット分析法の提案
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概要
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TCP/IP通信では負荷が増大するとユーザからみた実効スループットの低下が起こるため, ネットワーク事業者がこのようなサービスを提供する場合にはコストとの関係でユーザが満足する実効スループットを実現・維持するための管理が必要になる. 本研究は, ネットワークサービスの管理に反映することを目的とし, パケットモニタ技術を利用した実効スループットの分析法を提案する. 本分析法では実効スループットに加えてRound Trip Time(RTT), IPデータグラム廃棄率等のいくつかの分析メトリックスの評価法を与え, それらを有機的に関連づけて実効スループット特性の分析をするものである. 本手法の評価例として, 複数のWWWクライアントとWWWサーバ間を低速の回線で結んだTCP/IPネットワークに本分析法を適用し, 負荷と実効スループットとの関係を評価して, 本分析法の有効性を具体的に示す.
- 1997-06-25
著者
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