[特別論文]ヒトゲノムとその多様性SNPの医療への応用(バイオインフォマティクスとパターン認識)
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概要
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ヒトのゲノム配列30億DNA文字が決定され、創薬や臨床研究の重要な情報源となっている。ゲノム配列の最小単位の違いである一塩基多型(SNP)が大量に同定され、ヒトの配列バリエーションの在りかたの理解が深まってきている。SNPの大量解析により、疾患感受性や薬剤応答性に関連する遺伝子/遺伝子多型の探索が可能になってきている。一方、多くの疾患(生活習慣病や癌)の発症には遺伝子と環境の両要因が複雑に関わっており、これを解明するための新しい手法が求められている。疾患発症に関連する遺伝子-環境因子の交互作用が明らかになっていき、遺伝子の個性を医療に生かすことができるようになることが期待される。
- 2003-06-19
著者
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村松 正明
東京医科歯科大学難治疾患研究所分子疫学
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村松 正明
東京医科歯科大・難治研
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内藤 隆弘
東京医科歯科大学難治疾患研究所生命情報科学部分子疫学教室
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村松 正明
東京医科歯科大学難治疾患研究所生命情報科学部分子疫学教室:ヒュービットジェノミクス株式会社
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