全二重多地点会議ソフトウェア構成法の検討

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概要

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全二重の多地点会議システムをソフトウェアで構築する構成法について検討を行った. 今回提案する方式は, 音声データパケットを削減することにより, 端末の処理負荷, ネットワークへの負荷の軽減を図り, ソフトウェアのみでのシステム構成を可能としている. 音声データパケットを削減することにより, 音質劣化の問題が懸念されるが, 音質劣化を抑制する音声データ削減方法を考案し, この問題を回避している. そして, 考案した音声データ削減方法を組み込んだ試作システムにより, 実性能を評価した結果, 本提案方式では, ソフトウェアで8地点間の全二重多地点会議が実現出来ることを確認した. また, 会議における音声データの配信量を, 最大50%近く削減出来ることを確認した.
社団法人電子情報通信学会の論文
1999-02-26

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