マルチホーム環境の有効利用 : アプリケーション層からの設定

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概要

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インターネットを社会のインフラストラクチュアとして確立させるためには、接続が安定していることが重要である。しかしながら、インターネットは電話回線網と異なり、回線交換技術による接続性の確保(物理層での接続性)を求められない。そこで、データリンク層以上で、接続性を確保するしかない。だが、データリンク層、ネットワーク層で接続性を確保するには、高度は技術を必要とする。そこで、我々は、比較的簡単に設定できるアプリケーション層で接続性を確保する方法を試みてきた。具体的には、対象となるプロトコールをSMTPとHTTPだけに限定し、さらに、HTTPの場合、内部から外部への接続性だけを取り上げ、外部から内部への接続性については考慮していない。今回は、我々の設定の詳細と、実際に上流が停止したときのシステムの動きについて報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1998-10-15

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