空間記憶と経路移動時における空間情報の有効性の一考察
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概要
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人が正確な移動を行うために利用する空間情報について検討する。そのために経路記憶課題、コース移動課題、正確な移動という観点での空間情報評価の課題に対する実験を行った。空間情報の量に注目すると空間情報の量が多い人は、正確な移動ができるという評価が高い傾向があるが、量的判断だけでは、移動の正確性は言えない。そのため交差点を特定する情報に注目すると、移動の失敗が起こったのは、交差点より手前のノードを利用して間接的に特定した場合、および直接交差点を特定してもその情報記憶が薄れた場合である。この実験結果から正確な移動には、交差点を記憶が薄れないような一般性の高い情報で直接特定することが有効であることが分かった。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-03-12
著者
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