グループメンバを観察する場を備えたルーム・コンピュータの一考察
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概要
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仮想環境を利用したグループウェアを想定して, コンピュータ・ネットワーク上に形成される仮想空間と, 我々の身体が活動している実空間との情報レベルでの整合性を向上させるための検討を行った.グループメンバを観察する機能を備えた場としての部屋と, それに一体化したコンピュータのモデルを考え「ルームコンピュータ」と名付けた.その必要機能, 利用効果を整理した.ルームコンピュータの実現に必要な要素技術を考察し, 顔認識による人物識別, 人の位置計測, 状況情報の推定, 情報の交換, 特にジェスチャ認識などの技術の利用可能性を概観した.また, グループ活動での面談・通話開始を支援するために著者らが研究してきた仮想研究室VILLAの構成や機能を, このモデルの視点から検討し整理した.VILLAはルームコンピュータをネットワークに接続した実現例を目標としたものと理解され, ユーザの居場所と状況の自動検出が当面の課題であることが明確になった.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 2000-04-20
著者
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