遠隔地コミュニケーションにおける状況表現層とその実現
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概要
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電話などの通信手段は, 便利さと共に,事前に相手の状況が分からずに通信を開始する不都合さもある. ヒューマンコミュニケーションを改善するために,従来の通信機能保持サービスを越えて, 「状況表現層」と「メッセージ交換層」とを備えたコミュニケーションモデルを提案する.これらの層を重視した実現例としてバーチャルシャドウを用いたVILLAシステムと, 2地点間でビデオ映像を相互に流す「テレウォール」システムにつき報告する. これらの利用実験からプライバシの問題への考察を行い「状況表現層」と「メッセージ交換層」とのクロストークが原因であることを指摘する. さらに状況表現層を仮想環境化することによって,状況表現層がプライバシ問題に与える影響を軽減する可能性についても述べる.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-12-17
著者
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花木 真一
長岡技術科学大学工學部電気系
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タンスリヤボン スリヨン
沖縄工高専
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花木 真一
長岡技術料学大学工学部電気系
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タンスリヤボン スリヨン
長岡技術料学大学工学部電気系
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山田 照之
長岡技術料学大学工学部電気系
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