発色型リライタブル記録材料の開発
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概要
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感熱記録に一般的に用いられているロイコ染料を利用して実用的なリライタブル記録媒体を開発した。とくに、可逆的な発色・消色特性は酸性基と長鎖アルキル基を合わせもつ顕色剤を用いることによって得られた。この可逆発色現象には、顕色剤分子とロイコ染料分子とからなる安定な分子の集合状態の形成と、顕色剤分子の結晶化によるロイコ染料との分離に基づいている。また、顕色剤の分子構造を制御することによって高い発色安定性と高速消去性を両立できた。この可逆記録材料を用いた「リライタブルペーパー」の使用によって、一時的な情報の記録のために大量に使用されている紙を削減できる可能性がある。
- 2000-10-25
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