フォールトトレラント計算機の一例
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概要
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近年、情報処理システムにおいては、社会性が重視される公共サービス関連業務や、一般市民の時間にとらわれない行動パターンをビジネスのベースとする流通業の分野で一日24時間連続動作し年間を通じても365日停止することなく運転し続けるフォールト・トレラント・コンピュータシステムのニーズが高まっている。フォールト・トレラント・コンピュータの実現においては、故障に耐えるための構成に配慮するだけではなく、24時間・365日の無停止運転に耐える保守性、運用条件に伴って定期的に変更されるシステム環境の変化に耐える拡張性、24時間の運転に耐えるための連続運用操作性などの幅広い対策が必要となる。これらの対策はハードウェア、ソフトウェア、装置を取り巻くシステム環境等の広い範囲に視点をおいて配慮していく必要がある。本発表ではコンピュータシステムの高信頼化、活性保守性、活性拡張性、連続運用操作性について、一般的事例及び筆者達が実用化したフォールト・トレラント・コンピュータであるSURE SYSTEM 2000の具体的な実施例などを中心に紹介する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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