知識ベースによるネットワーク管理の自動化について
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概要
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情報通信の広域化に伴い,コンピュータネットワークは大規模化の一途を辿っており,利用範囲も急速に広くなってきている.このためネットワークの知識に通じていない一般の人がコンピュータネットワークの管理運用を行うケースも増えてきている.ところが,SNMPによるネットワーク管理では,各エージェントから収集した管理情報(MIB)を分析して,最終的に障害原因の見究めを行う必要がある.このためには,ネットワークの知識に通じていなければならず,誰もがネットワーク管理をできるというわけにはいかない.コンピュータネットワークが広く普及し,適正に,かつ効率的に運用管理されるためには,この問題を解決しなければならない.そこで,われわれは人間が判断に用いる知識を知識ベースとして構築し,これを利用して運用管理の一部を自動化することを考案し,プロトタイプとしてネットワーク管理システムAIMS(AIC's Internet Management System)を試作した.本稿では,AIMSが目指すネットワーク管理の自動化について述べるものである.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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