媒体ノイズに対する記録電流遷移時間の影響
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概要
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近年、磁気ディスク装置における面記録密度の増加に伴い、高感度な変換素子としてMRヘッドが採用されるに至っている。MRヘッドを用いることで従来のインダクティブヘッドと比較して、信号のノイズに対する比率(SNR)のより良好な再生信号が得られる。一方ノイズ成分に着目すれば、従来のインダクティブヘッドによるものがヘッドノイズ、及び回路ノイズが主成分であったのに対し、MRヘッドでは、高感度の故に、媒体ノイズ成分の比率が大きい。今後、さらに感度の高いGMRヘッド等の実用化を迎えるに当たり、媒体ノイズが信号処理上のノイズ成分として支配的となることが予想できる。今回、媒体ノイズの評価として記録電流の遷移時間をパラメータとしたノイズ実効値の線記録密度依存性の測定を行ったので、結果を報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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