SB-6-4 ソフトウェアリアルタイム双方向IP動画像通信に関する一検討
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概要
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H.263に代表される低ビットレート動画像圧縮技術の進歩により、インターネット上でのリアルタイム動画像伝送が可能となっている。また, かつてはハードウェアにより行うのが一般的であったエンコード/デコード処理は, 計算機のCPU能力の向上により, ある条件の下ではソフトウェアによるリアルタイム処理も可能となりつつある。インターネットマルチメディアにおいて, 映像配信の次に期待されるものとしてリアルタイム双方向動画像通信が挙げられるが, 現在のところインターネット上での双方向通信に関しては, 通称インターネット電話で知られている音声通信が実用化されているに留まっている。また, インターネットテレビ電話に関しては, ハードウェア/ソフトウェアによるプロダクトがいくつか見受けられるものの, 画像品質や遅延量等の点において実用化レベルに達しているとは言いがたい。本稿ではこのような背景の下で, インターネット上でのリアルタイム双方向動画像通信(テレビ電話)をオールソフトウェアで構成するための検討を行う。実現する上での様々な条件, 伝送レート, 画像品質, 符号化方式, 演算処理量, CPU処理能力等をパラメータとして取扱い, 与えられた条件の下で最適な符号化方式を提供するための手法を検討する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1999-03-08
著者
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