非同期TDMAバス型無線ハイウェイにおける周波数利用効率の解析
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概要
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マイクロセルで発生する無線信号をそのままの形で光ファイバに閉じ込めて伝送する無線ハイウェイでは各セルの設備をある程度集中配備できるので, マイクロセル方式の周波数利用効率改善を維持したまま, 設備余剰の間題を回避することが可能となる. この無線ハイウェイをバス型光リンクで構成し, 基地局(BS)間冬重に非同期光時間分割多重(ATDMA)方式を用いるとBS間で時間同期をとる必要がなく, また各BSから無線信号がTDM光伝送されるので無線信号の高品質伝送が可能である. しかし光ファイババス上で複数のBSから非同期送信されたパルス間の衝突が生じ, 呼損の原因となる. 従ってこの無線ハイウェイ内での呼損がマイクロセルシステムの周波数利用効率に与える影響を明らかにしておく必要がある. そこで本稿では無線サービスエリアでの地理的トラヒック分布を考慮し, BSでの呼の棄却とバス内でのパルス衝突に起因する呼損を考慮した総合呼損率を導出し, 周波数利用効率について理論解析を行う.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
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