倫理のフロンティアとしてのインターネット
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概要
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ことばとしての<情報倫理>はすでに広く流布しているに関わらず、その多くは形式的で無内容なものや単なる建前にとどまっているという見方がある[1]。その一方で、情報倫理を無内容と見ずに政治的言説として捉える見方もある。すなわち「倫理」の名の下に「社会的に強制されるべき行動基準[2]」が設定されているとする見方である、本論では、後述するように「倫理」が施策に用いられている今日では、倫理を口にする事は政治的関与と無縁ではあり得ないと考える(むしろ政治性を否定することこそ政治的欺瞞である)。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1997-03-06
著者
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