自己組織型動的ハフマン符号化方式の検討
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概要
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現在、データの種類を問わずに圧縮ができるユニバーサル符号化が、計算機分野で広く定着しつつある。ユニバーサル符号化に用いる主要なエントロピ符号化には、算術、動的ハフマン、スプレイ等の方法がある。前者2方式は、エントロピに近い高圧縮率が得られるが、複雑な演算や、符号表の組替え処理を伴うため、処理速度が遅い。後者のスプレイ方式は、処理は簡単であるが、符号が最適に定まらず、高圧縮率が得られない。今回、数10Kbyte以上のファイルの圧縮を対象にして、動的ハフマンに自己組織化アルゴリズムを適用し、簡単な処理で、高圧縮率を得る圧縮方式を検討したので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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吉田 茂
(株)富士通研究所ITS研究センター
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吉田 茂
株式会社富士通研究所
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岡田 佳之
株式会社富士通研究所
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佐藤 宣子
株式会社富士通研究所
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村下 君孝
株式会社富士通研究所
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岡田 佳之
明治大学理工学部情報科学料
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