ユニバーサル・データ圧縮の実用化動向と実現技法
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概要
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情報保存型データ圧縮の分野では、対象データの性質を学習しながら符号化する、ユニバーサルデータ圧縮法の実用化が最近立ち上がりつつある。用語の定義として、ユニバーサル・データ圧縮は広義に用いられ「データの種類に対して万能で、対象データの予備知識をなるべく仮定しない圧縮法」を指す。これに対して、ユニバーサル符号化は狭義で「記号列の発生確率を予め知らなくても、効率良く符号化できる方法」であり、ジブーレンベル符号化が代表的方法とされている。しかし、発生確率を用いず、異なる文字列への分解符号化として考案されたジブーレンベル符号化も、Langdonによって発生確率を基に解釈されることが示されている。本稿では、ユニバーサル圧縮として広義の意味に取り、対象をテキスト圧縮に絞って、実用化、標準化の動向、実現の技法について解説する。
- 電子情報通信学会の論文
- 1994-09-26
著者
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