天文観測用大型電波干渉計の素子配列
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概要
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現在,計画が進んでいる大型ミリ波・サブミリ波干渉計は,100mから10kmまで5つの異なる大きさの素子配列を持つ.1Okmの配列は,O.O1"というハップル宇宙望遠鏡をしのぐ高空間分解能を実現する.最もコンパクトな素子配列は大きさが約1OOmであり,高速のサーベイ観測や,非常に高い感度の必要な観測で用いる.100mから2000mまでは,空間分解能が1/3づつ小さくなるように大きさが選ばれた4つの素子配列を用意し,様々な観測的要求を満たすようにする.個々の配列の形状についてはまだ決定してないが,像再生シミュレーションの結果から,特に大きい配列では,低空間周波数成分を多くサンプルできる配列を選ぶのが望ましいということがわかった.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-12-12
著者
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