ランダム電力選択法を用いたスロット付きアロハ方式に関する性能解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
移動体パケット通信では, 基地局から遠くなるほどパケット送信成功率の劣化が発生し, 端末間のサービスの不平等性が問題となる. 本稿ではこのような不平等性を解決し, なおかつ高スループットが見込まれるランダム電力選択法を取り上げ, 性能解析を行う. ランダム電力選択法では, 端末において伝搬損を補償するための基準レベル設定を行う. さらに, その後意図的にパケットの出力レベルをランダム化することによって捕そく効果を利用してスループットの向上を図る. 本稿では, フェージング環境におけるランダム電力選択法の性能解析を行ない, その有効性を示す. また, 高スループットを得るための出力レベルとその選択確率の関係についても明らかにする.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-10-17
著者
関連論文
- セルラーネットワーク用スロット付きアロハ方式におけるクラスタサイズに関する考察
- セルラーネットワーク用スロット付きアロハ方式におけるクラスタサイズに関する考察
- セルラーネットワーク用スロット付きアロハ方式におけるクラスタサイズに関する考察
- セルラーネットワーク用スロット付きアロハ方式におけるクラスタサイズに関する考察
- ランダム電力選択法を用いたスロット付きアロハ方式に関する性能解析
- フェージング環境におけるランダムパワー送信型スロット付アロハ方式
- セルラースロット付アロハネットワークのスループット特性
- 高効率スロット付アロハにおけるパケット受信電力分布
- フェージング軽減効果を考慮した広帯域CDMAの性能評価
- 広帯域CDMAのフェージング軽減効果が周波数利用効率に与える影響について
- 干渉波フェージングが通信品質に及ぼす影響について
- パーソナルパケット通信に向けてのマルチセル構成に関する基礎検討
- フェージング環境における広帯域CDMAの解析