デルタシグマ変調による映像伝送装置
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概要
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デジタルシグマ変調は、デルタ変調とともにオーバーサンプリング変調の一つとしてよく知られている。その中でもこの変調はもっとも一般的で、音声帯域のディジタル化方式としてよく使われている。ところが、映像帯域においては標本化周波数を高くしなければならぬため、この変調は殆ど使われていない。しかしながら量子化が1ビットで、またノイズシェービング方式であり、受信器側では鋭いフィルタのみで映像信号を取り出すことができ、回路が大変簡単である故実用的である。さらに近年のデバイスの高速化からもデルタシグマ変調による映像信号の伝送が可能であると考えた。この実験ではまず、シミュレーションによりデルタシグマ変調を理解する。そしてその結果と理論計算から標本化周波数を決定し、始めに音声帯域において1次と2次のデルタシグマ変調による伝送の可能性を確認する。続いて映像帯域においても伝送の可能性を確認する。なお映像帯域において2次デルタシグマ変調のみ実験し、1次と2次との比較については、音声帯域でのみおこなうことにする。最後に、高速で動作させる上での問題点について検討した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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