不要語耐性を高めた特定話者用音声認識法 : Partial Pattern Matchingアルゴリズム
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概要
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ハンドセットやハンズフリー等の多様な入力形態を許容した孤立単語音声認識システムでは、入力毎に音声レベルが異なるため音声区間検出に依存する誤認識の問題が顕著となる。すなわち、1)音声始終端が明確なパターンと始終端検出位置にゆらぎを持つパターンとでのマッチングエラー、2)発声前後の呼気音、舌打ち音、「えー」等の不要語が真の音声区間に付随して検出された場合のマッチングエラーである。このような区間検出結果に対する照合手法として、従来ワードスポッティング技術が適用されていたが、能力の低い信号プロセッサ(DSP)等には適用が困難である。ここでは、不要信号区間の付加に強い簡易な照合手法「部分マッチング(Partial Pattern Matching; PPM)法」を提案しその適用結果について報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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中台 芳夫
NTTヒューマンインタフェース研究所
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中台 芳夫
Ntt サイバーソリューション研究所
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桜井 哲真
福井大学 工学部
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桜井 哲真
Nttヒューマンインタフェース研究所
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杉本 清
Nttヒューマンインタフェース研究所
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西野 豊
NTTヒューマンインタフェース研究所
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