ワイヤ感覚が僅かに不規則なワイヤグリッドに任意方向から入射する平面波の反射・透過特性の計算法

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概要

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ミリ波・サブミリ波帯の準光学系においてワイヤグリッドは偏波器等として広く用いられているが,そのワイヤグリッドのワイヤ間隔が完全に周期的ではなく製造工程等に起因する若干の不規則性がある場合,その反射透過特性に影響を及ぼすことが知られている.本稿では,完全に周期的な円筒導体配列からなるワイヤグリッドに対する安元等の手法を任意方向から到来する入射波の場合に拡張し,さらにグリッドの不規則性を各ワイヤ位置のランダムな摂動として取り扱うことによりワイヤ間隔に僅かな不均一性のある場合の反射・透過係数の理論的けいさんしゅほうを提案するとともに,ミニ波サブミリ波帯での現実のワイヤグリッドの実測結果と比較により提案手法の有用性を示す.
社団法人電子情報通信学会の論文
2003-01-16

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