複数の業務領域のE-R図間の統合方法
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概要
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DOA(data oriented approach)の思想に基づき,一連の技法を体系的に組み合わせて情報システムの開発を行う方法論としてIE(information engineering)がある.IEにおいては,全社,又は複数部門にまたがる業務領域のデータモデルを基盤として,個々の情報システムの開発を行う.このデータモデル構築には,まず現行の情報システム等のデータ分析によって作成した業務領域ごとのE-R図をボトムアップ的に統合し,次にこれに企業戦略等をトップダウン的に加味して完成させる方法がある.特に,ボトムアップの過程での,複数の業務領域のE-R図の統合作業では,マージし統合すべき同一entity set(以下では単に実体と記述)が複数箇所に出現し得るが,これらの円滑な発見・統合が課題となる.本稿では,このような,複数の業務領域のE-R図間の統合方法について提案する.
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11