随意運動のプログラミング : 関節角のフィードバック
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概要
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大脳運動野(arm area)の細胞活動は随意運動あるいは力の方向に対して選択性を持っているが、これはさらに腕の関節角によっても変化する。筋線維からの関節角の情報は、延髄を経由して視床のVPLo核より大脳運動野第3層に入り、運動指令の出力は運動野第5層の錐体路細胞から送られるが、運動野内の回路の詳細はまだ解明されていない。本研究では、この回路の特性を知る手がかりとして、様々な幅で分布している関節角のフィードバック信号が運動野の活動に与える影響の大きさをpopulation codingに基づく数値解析より評価した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11