Pr^3+ドープIn/Ga系フッ化物ガラスファイバの増幅特性
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概要
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Pr^3+添加フッ化物光ファイバ(PDF)は1.3μm帯用の増幅器として注目されており、これまでにZr系フッ化物ガラス(ZBLAN)ファイバ増幅器の特性が報告されている。ここで用いられている励起光源は、高出力Nd:YLFレーザ若しくは4個の1017nmの半導体レーザであり、実用化に向けて励起光源への負荷を軽減させる必要があり、PDF特性の高効率化が求められている。ファイバのホストガラスとして、より格子振動のエネルギが小さく、Pr^3+イオンの発光量子効率が高い(蛍光寿命の長い)系を用いることで増幅器の一層の高効率化を図ることが可能である。我々は、発光の量子効率の高いIn/Ga系フッ化物ガラス(IGPZCL)ファイバを開発してきた。表1にZBLANとIGPZCLの発光特性をまとめた。IGPZCLの発光の量子効率は8.1%とZBLANの約2倍の値を示す。IGPZCLをコア、ZBLANをクラッドに用いることでシングルモードファイバ化に成功した。この組み合わせのファイバの比屈折率差は、従来のPDFの3.7%を大きく上回る6%を得ることが出来、更なる高効率化が期待できる。今回、このファイバの詳細な増幅特性が得られたので報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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青木 宏
Hoya 株式会社 R&d センター 開発研究所
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石川 悦子
Hoya 株式会社 R&d センター 開発研究所
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石川 悦子
HOYA株式会社 R&D センター
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伊東 勝久
HOYA株式会社 R&D センター
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青木 宏
HOYA株式会社 R&D センター
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柳田 裕昭
HOYA株式会社 R&D センター
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虎渓 久良
HOYA株式会社 R&D センター
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虎渓 久良
Hoya(株)r&dセンター
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柳田 裕昭
Hoya 株式会社 R&d センター 開発研究所
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伊東 勝久
浜松ホトニクス株式会社レーザーグループ
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