HTSフィルタ用断熱同軸ケーブルの特性
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概要
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真空断熱容器内に格納され小型冷凍機で冷却される超伝導フィルタと容器外部の回路を断熱的に高周波接続する方法(電気的・熱的インターフェース)について検討を行っている。電気・熱インターフェースでは低挿入損失と高断熱性の両立が重要と考えられ、現在開発中の我々のシステムでは、1.5GHzにおける挿入損失が0.2dB以下、流入熱量0.1W以下の実現が必要と考えている。電気・熱インターフェースを含めた高周波回路が設置される容器内は、室温と極低温の温度サイクル環境となり、熱膨張率の違い等で電気的接続部に問題が生じる可能性もあり、その評価方法の検討も必要である。本報告では、電気・熱インターフェースとして被膜構造の同軸ケーブルを試作し、損失・断熱性能を評価した結果と、前記の評価方法としてTDR解析を試みた結果について報告する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
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