光固定配線区画に関する経済性評価
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概要
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電気通信サービスに対する高速・広帯域化の要求に伴い、既存のメタル加入者網から光加入者網への移行が急がれている。しかし、メタル加入者網のコスト構造と光加入者網のコスト構造が異なることから、既存のメタル加入者網の設備構築単位である固定配線区画(以下、固配と略す)をそのまま利用した光加入者網の構築は、必ずしも経済的ではないことが報告されている。また、検討で用いられている加入者網のモデルは、き線系平均距離(又は、支店収容エリア面積)、配線系平均距離(又は、固配平均面積)、及び加入者数を用いた線的モデルであるが、これら3変数には何らかの相関が存在し、平均値のみの議論や無作為な変数の操作は、現実の加入者網の説明には不十分であることも指摘されている。そこで本稿では、上記変数間の定式化を行うとともに、この式に基づいた線的モデルを用い、光化を必要とする加入者数(光化率)をパラメータとして加え、経済的な光加入者網の固配(光固配)の大きさを明らかにする。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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