自律分散小型基地局の技術検討課題
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概要
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移動通信の需要増大に伴い、新規システムの導入方法等の観点より、システムのオーバレイについての検討が実施されてきた。また、マイクロ、ピコセル移動通信について、主に容量増大の観点より検討が進められ、一部の高トラヒックエリアに対して従来のマクロセルにアンダレイするアンブレラセル方式の検討が実施されてきた。更に、地下街等不感地対策、ビル内の対策としてピコセルの概念導入がおこなわれてきた。この中で、配置の自由度、経済性の観点より、マイクロ/ピコセル側基地局は自律分散制御であることが望ましいとされている。また近年、具体的事例として、インドアサービスの積極的拡張を目的としたシステムが報告されている。今後の移動通信に要求される使用環境の多様性、及びエリアの拡張を低コストにて実現するためには、従来のセルラシステムと共存可能である自律分散小型基地局によるシステムが必要である。そこで本論文では、従来のセルラシステムにアンダレイさせる形式にて、自律分散小型基地局を配置した場合に発生する技術的課題及びその解決のための個別技術について述べる。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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