移動通信における送信側移動時の受信レベル測定方法

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概要

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移動通信方式において、等距離間隔毎に受信レベルをサンプリングして、一定区間での受信レベルの中央値(平均値)を測定する方法として、受信機を距離情報を得やすい移動測定車に乗せ行う測定(以下、下り回線測定)が一般である。しかし、この測定方法で複数の基地局の測定を行うには、複数の周波数と送信機が必要となり、必ずしも効果的でない。そこで移動測定車に送信機を設置して、複数の基地局に受信機を設置して行う測定(以下、上り回線測定)は、測定周波数を1波しか用いないことから非常に魅力的である。しかしながら、受信機が設置している基地局で距離のサンプリング情報を正確に得ることは非常に困難である。本稿では、上り回線測定において、下り回線測定と同様に一定区間での受信レベルの中央値(平均値)を測定する方法を提案し、その測定精度について検討したので報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1995-03-27

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