FPLMTSにおけるID秘匿に関する検討
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概要
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世界統一のインターフェースを用いてグローバルなローミングを可能とする移動通信システムFPLMTSの検討が各方面で進められている。FPLMTSでは、無線区間で通信者(ユーザ)のIDの露呈の防止が要請されている。そこで当然匿名によるアクセスが考えられるが、いきなり匿名のIDが網に提示されても、何の予備知識もなく網が本名を同定するのは簡単でない。そのため例えば欧州の第2世代の移動通信システムGSMでは、本機能を実現するため、電話番号とは別にユーザに公開しない加入者識別子IMSI(Intermational Mobile Subscriber Identity)をベースに、一種のペンネームであるTMSI(Temporary Mobile Subscriber Identity) を移動機に割り当て、暗号化して移動機に配送することで匿名性を確保している。しかしながらGSM方式は、初回あるいはトラブル時に一度IMSIを陽に網に提示しなければならない欠点を有している。そこで本稿では公開鍵暗号方式を利用してこのID秘匿を効果的に実現する方式を提案する。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
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