ポラリメトリックボアホールレーダによる地下き裂の散乱行列計測とその妥当性の検討

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概要

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ボアホールレーダ計測は大深度において、対象物に近接した計測が可能であり、近年、高分解能な地下計測技術の一つとして利用されている。しかし、ボアホールレーダ計測では、坑井の形状や、使用する帯域等の制限から、これまで送受信とも坑井に平行に配置したダイボールアンテナを用いた単一偏波計測のみが行われ、き裂等の距離情報のみが議論されてきた。一方、衛星からのリモートセンシング、地表レーダ等の分野においてレーダポラリメトリ技術を用いた散乱体の形状、性状評価技術が盛んに議論されている。そこで本報告では、開発したポラリメトリックボアホールレーダシステムによる、地下き裂の散乱行列計測実験の結果、ならびにシミュレーションにより本計測システムの妥当性を検討した結果について報告する。
社団法人電子情報通信学会の論文
1996-03-11

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