巡回型畳み込み符号に対するビタビ復号方式の検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ディジタル移動通信では高品質伝送の手段として誤り訂正符号方式が用いられる。誤り訂正符号方式の代表的なものとして畳み込み符号化/ビタビ復号が知られている。本報告では巡回型畳み込み符号に対する復号方式についての提案を行う。巡回型畳み込み符号とは、符号器のレジスタの初期状態を符号器への先頭のK-1ビット(Kは拘束長)の入力で決定したのち、Kビット目の入力から畳み込み符号化による符号化ビットの出力を開始して、全ビットの入力後に先頭のK-1ビットを再び入力して符号化ビットの出力を終了させる符号方式である。通常の畳み込み符号方式と比較して冗長ビット(固有ビット)が不要となる分だけ有効ビットを増やせるというメリットがある。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
関連論文
- 周波数安定度の低いシステムにおけるフレーム同期方式の検討
- デジタルセルラ用変復調信号処理技術 (移動体通信)
- 巡回型畳み込み符号に対するビタビ復号方式の検討
- 差動形PSK変調方式における軟判定復号法 (パ-ソナル通信)