電源ラインのコモンモードノイズエネルギー消費の増加方法
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概要
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今後、個々の電気機器のみではなく、建物・電気設備を含め総合的に耐ノイズ性を高めることが重要になっていくものと考えている。アースノイズ電流はこの問題の指標になる。一般的に、建物導体構造物にノイズ電流が流れている実態があり、これを抑制することが、伝導性ノイズが支配的な周波数領域での空間電磁界を減らすことができ、ノイズトラブルの抑制になると考えている。そのため、図1に示す接地システムを提案したが、このノイズ電流循環路は、共振抑制に好ましいノイズエネルギーの消費効果は小さい。そこで本報告は、電源ラインへの抵抗挿入用として一次貫通形トロイダルコア形変圧器によって抵抗成分を挿入し、特に最近問題になっている低周波数域になる高調波成分のエネルギー消費を高める方法について検討した。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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