次世代に向けたパーソナル通信の動向と課題
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概要
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パーソナル通信は人、更にはその人の個性を尊重した通信であり、究極的には「いつでも」、「どこでも」、「だれとでも」に加え「どんなメディアでも」、「自分の好きなように」通信できることをねらいとしている。その基本概念は無線・有線統合である。その発展形態を考えると実現性及び市場の要求から第二段階は端末の移動性の保証であり、いわゆる移動体電話の提供である。第二段階が番号の可搬性すなわち、個人に番号を与えその番号により物理的網に依存せず、どこもネットワークサービスを受けられることである。さらには扱えるメディアの多様性に応えることである。そして究極的にはその人の好の通信をネットワークに登録しサービスを受けられることである6ワイヤレスの電話としての展開はセルラーとコードレスからの2つの流れがあり、電話中心の市場の展開でしかも、携帯端末による電話が圧倒的な伸びを示している。非電話系としては携帯情報端末との連携でモデムによる通信の二ーズが徐々に出ているが、全体として見れば1%程度と推定される。一方、バックボーンとしてはインターネットによるデータ通信の急激な立ち上げりを示してまさに時代に転換期となっている。今後セルラーとコードレスを含めた携帝電話の二一ズとして人口普及率3割りが一つの目安であり、それまでは圧倒的に電話の時代であろう。[figure]
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1996-03-11
著者
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