OCR-V3060における認識辞書ユーザカスタマイズ機能
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
OCRの認識辞書は活字、手書き文字ともに標準的な字体の読取が最適になるように調整されて出荷される。そのため、個々のユーザサイトで発生する帳票の読取には必ずしも適しているとは限らない。一般にはユーザサイトでの読取を最適化するために、認識辞書のカスタマイズをユーザ毎に工場で行っているが、時間的、費用的にユーザの負担になっている。これまでもソフトOCRの分野で認識辞書をカスタマイズする機能を持つ製品はいくつかあったが、学習した誤読文字やリジェクト文字は読めるようになるが、以前読めていた文字が読めなくなることがある等、辞書全体の学習レベル調整が難しく実用的でなかった。そこで、当社の最新OCR機種であるOCR-V3060用に認識辞書ユーザカスタマイズ機能(以降、辞書カスタマイズ機能と称す)を開発した。辞書カスタマイズ機能は、ユーザレベルでも工場で作成するものと同等の性能を持つ認識辞書が作成できる本格的な辞書作成ツールである。
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1995-03-27
著者
関連論文
- 日本語テキストリーダを応用した為替データエントリーシステムの開発
- OCR-V3060における知識辞書ユーザカスタマイズ機能
- OCR漢字エントリーシステムに対する一考察
- OCR-V3060における認識辞書ユーザカスタマイズ機能
- 自由記載姓名文字列に対する知識処理