保守機能高度化の検討 : 装置増設/交換方式の検討
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概要
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従来交換機におけるボード増設あるいは故障時のボード交換は,ボード種別によって実装可能なスロット(実装位置)が物理的に決っており,任意の実装位置に任意のボードを挿入することはできなかった.また,保守者が介在して増設,交換したボードを診断する必要があり,保守性の観点から改善が望まれていた.これらの問題を解決するためには,任意の実装位置に任意のボードを挿入可能なスロットフリー化の方式,ボード挿入を契機にハードウェアが自律的に診断を行う自律診断方式,ボード挿入/抜去に伴う装置組み込み/切り離しを自動化するソフトウェア処理方式について検討する必要がある.本稿では保守高度化に向けたハードウェア/ソフトウェア/オペレーションシステムの機能分担,ハードウェア/ソフトウェアの処理方式について報告する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-12-17