仮想出力バッファ法を用いた学習型ATM呼受付制御方式
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概要
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従来から提案されているニューラルネットを用いた学習型ATM呼受付制御は、呼受付判定境界を精度よく学習するまでは実際にセル廃棄を観測する必要があり、学習の安定度にも課題があった。本論文では、仮想的な帯域を持つ回線に接続された仮想的な出力バッファにおけるセル廃棄率データを利用して、セル廃棄率推定曲面を学習する手法を提案する。この手法では,仮想的なセル廃棄データの外挿により、実際のセル廃棄を観測しなくても、精度のよい安定した呼受付判定が行なえる。また、ばらつきの大きい短時間観測セル廃棄率データから、長時間平均セル廃棄率を精度よく学習するために、対数変換平均値学習法を利用することも提案する。2状態呼源のシミュレーションにより、提案方式が精度よく安定していることを示す。
- 一般社団法人電子情報通信学会の論文
- 1993-09-30
著者
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