非視覚的手掛かりによるサッカードの適応
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概要
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Caminiti他は1990年に,猿の運動野のニュ-ロンの最適方向が腕の位置によってシフトすることを報告した.本理論解析は,様々な腕の位置に対して適切に運動コマンドをコ-ドするためには,運動野のニュ-ロンと脊髄運動ニュ-ロンの両方の最適方向のシフトが必要であることを示している.さらに,簡単な2関節モデルア-ムのカイネマティクスから,最適方向のシフト量を見積っている.本理論解析の第2点は皮質脊髄結合に関するものである.それによると,脊髄運動ニュ-ロンの最適方向は皮質脊髄結合と腕の位置で決まる.興味深いことに,解析結果は運動コマンドの伝達には皮質脊髄結合の基本波モ-ドのみが重要であることを示唆する.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1994-03-25
著者
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