V1野-MT野間のネオコグニトロン型階層化の可能性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
第一次視覚野の複雑型細胞の時空間エネルギ-細胞モデルに基づき、MT野の細胞の応答のモデル化を行った。モデル化の為に2つの仮説を導入した。第一に、V1野で速度が方位コラム内の方向, 方位選択性の異なる細胞の集まりによって局所的に表現されていて、MT野でそれらが統合される事。第二に、V1野-MT野がネオコグニトロンのように相似的な細胞層として構成されている事。その結果モデル化された細胞は、入力画像に対して生理実験で報告されているMT野の細胞と同様なスピ-ド/方位/方向選択性を示す。その上、MT野の細胞の特徴として知られる入力画像のコントラストに対する応答の普遍性や、周辺視野領域での動きによる抑制効果をモデルを用いると自然に理解することが出来る。
- 1994-03-24
著者
関連論文
- V1野-MT野間のネオコグニトロン型階層化の可能性
- C-28 ビデオハザードブロッカーによる光感受性発作の防止
- 想像以上に危険な光感受性障害、その障害防止の為に全てのディスプレイに適応型時間フィルタを!
- 想像以上に危険な光感受性障害、その障害防止の為に全てのディスプレイに適応型時間フィルタを!
- 脳に優しいVDTインターフェース : その可能性
- 97年北米神経科学年会報告 : 私が感じた脳研究の新しい流れ
- 皮質の遅延調節機構 : 注意の神経生理機構の基礎