時系列記憶を行う神経回路網モデル
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概要
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神経回路網において時間関係を含む情報を扱うためには, 過去の情報をなんらかの機構で保持しておくことが必要である.われわれは素子が興奮しなかった時に受けた入力を単純な形で保持する"刺激蓄積"作用を考え, 各素子に現時刻だけでなく過去に入力された刺激にも影響されて興奮する性質を持たせた.これにより構成した人工神経回路網では, 複雑な記憶構造をたどりつくす効果や, 時系列(動的記憶)と静的記憶を連合できるという機能的効果が得られた.
- 社団法人電子情報通信学会の論文
- 1998-03-19
著者
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山崎 大河
大阪大学大学院基礎工学研究科システム人間系専攻生物工学分野
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片岡 良典
大阪大学大学院基礎工学研究科
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中野 馨
大阪大学大学院基礎工学研究科
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亀山 克朗
大阪大学大学院基礎工学研究科
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山崎 大河
大阪大学大学院基礎工学研究科
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